注文住宅を建てて後悔しないために!間取りや設備の失敗事例

注文住宅は、自分の好みやこだわりを反映しやすいことが何よりの魅力です。 
世界でたった一軒だけ、他にはないオンリーワンの家を建てることができます。 
どんなデザインにしようか、どんな間取りにしようか、アイデアは尽きないでしょう。 

一方で、注文住宅を建てたけれど、間取りや設備で失敗したという方も。
理想を詰め込んだ結果、実際に住んでみると使いづらくて……といった声も聞かれます。 

家は一生に一度の大きな買い物ですから、後悔のない家づくりをしたいですよね。 
そこで今回は、注文住宅で起こりがちな失敗事例をまとめました。 

こだわりを詰め込んでも失敗しない、後悔のない家づくりのヒントを紹介します。 
注文住宅でマイホームの夢を実現したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。 

注文住宅でよくある後悔の7つのポイント

注文住宅の後悔や失敗事例としてよく聞かれるのは7個所になります。

  1. 間取り
  2. 収納
  3. 設備
  4. 外観・外構
  5. 土地選び
  6. ハウスメーカー、工務店選び
  7. 住宅性能

間取り 

まずは間取りに関連する失敗事例をみていきましょう。 場所によっては、リフォームなどで改善することが難しいこともありますので、間取り決めはとても重要です。 

動線をイメージしていない 

間取りの失敗は、生活動線・家事動線をイメージしきれていないことで起こります。
例えば、玄関から離れたところに洗面所があると、すぐに手が洗えず不便ですよね。 お手洗いが家の隅にあって、極端にお手洗いから離れた部屋がある、というのもストレスを感じやすいでしょう。 東京組ではコロナ禍をへて玄関横に手洗い用の洗面を用意する住宅や洗面所を玄関横に設置するお家が増えてきています。
実際の生活をイメージして、間取りを決めていくことが大切です。 

リビングの間取り、配置

人通りの多い道路側にリビングをつくると、外からの目線が気になって落ち着けない、といったことが起きる可能性があります。 
また、リビングに吹き抜けを作ったり、階段を設けたりするのは、開放感があって素敵なのですが、その分冷暖房が効きにくくなるデメリットもあります。 
子どもがいる場合、リビングを通ってから子ども部屋に入る動線をつくると、様子が見られるので良いかもしれません。 

子ども部屋・寝室の間取り 

部屋の数は、子どもの人数や兄弟構成によっても変わってきます。 
一人ひとりに個室を用意するのか、広いスペースに仕切りを設けて対応するのか、ご家庭によって方針も異なるでしょう。 
大きくなった時のことも考えながら間取りを考えることが大切です。 また、寝室はやや広めに設計するのがおすすめです。 ベッドを置くと、部屋は意外と狭く感じます。ベッドのサイズや配置をある程度検討しておくと良いでしょう。 
子供部屋を最初は広めにつくっておいて間仕切りを設置できるようにする設計も増えてきおります。

キッチンの間取り 

冷蔵庫や電子レンジと、調理スペースを行ったり来たりすることが多いのはストレスが溜まりがちです。 なるべく手の届く範囲にこれらが揃っておいたほうが便利です。 

調理家電などを多く持っている方は、それらを置くための場所を設けておきましょう。 家族一緒に料理をするご家庭なら、通路を広くとっておいたほうがすれ違いやすくなります。 

水回りの間取り 

帰宅が遅い方がいて、夜中にお風呂やお手洗いを使う場合、寝室まで音が響いて気になる可能性があります。 就寝スペースから離れたところに配置しておくと良いかもしれません。 
来客が多い家であれば、お手洗いを玄関の近くに配置すると、生活スペースに来客者を通さないで済みます。 
これとは別に、家族が使うお手洗いを設けるのも良いでしょう。 

玄関まわりの間取り 

広い居住空間をとることを優先した結果、玄関が狭すぎて失敗するパターンがあります。 靴の収納が少ないために、玄関に靴を何足も置いたままでは、出入りの度にストレスを感じてしまいます。 ベビーカーなどを保管する場所がないのも困りますよね。 

また、玄関を開けた時に家の奥まで見えてしまうと、雑然とした印象になってしまいます。玄関の正面は壁にするなど、生活感を感じさせない工夫が必要でしょう。 

収納

「収納が足りない、不便」といった後悔例は注文住宅でも同じようにあります。一戸建ての場合、総床面積を100%とすると収納スペースは10~15%必要と言われています。

玄関の収納が足らない

靴については、平均的な男性で5足、女性で10足程度保有していることが多いと言われています。またお子さんの遊び道具やペット用品、アウトドア用品など持たれている品々を検討し、多めに作っておくことをおすすめします。

ウォークインクローゼットに入り切らない

隙間をつくらず、整理整頓するこが大前提になりますが、人によって洋服の保有は異なるので事前に確認して入り切る量がどうかを確認しましょう。

また寝室にウォークインクローゼットを設けることも多いですが、御夫婦で時間差がある動きをするときに片方の睡眠を阻害してしまうなども発生しうるので、生活導線を意識した配置をおすすめします。

パントリーを設けなかった

夫婦やお子さんが小さいときはパントリーがなくても問題ないですが、お子さんが大きくなり食べ盛りになったりして食料品などの購入が増えてくるとパントリーがあると便利になります。パントリーはリビング収納としても活用できるます。

設備

続いて、設備や家具に関する失敗事例を紹介します。 こちらも、建てた後に変更するとなると、かなり大がかりな工事になることもありますので、しっかりと検討しておきましょう。 

コンセントが少なかった、位置が悪かった

設計の時、コンセントに意識が向くことはあまりないかもしれません。 しかし、コンセントが少なかったり、場所が悪かったりするのは、生活する上でかなり不便を感じるでしょう。 

コンセントの位置の関係で、テレビの場所が固定されてしまうこともあります。 
手持ちの家電や、お子さんが使うタブレットなど、どんな場所で何を使うのかを想像し、コンセントは多めに設けておくのがおすすめです。 

窓の大きさや照明の位置の失敗 

光と風を取り込むために重要な窓ですが、配置に失敗すると単にまぶしかったり、窓を開けても風が通らなかったりということが起きます。 

窓が大きければ、その分光もたくさん入りますが、夏場は部屋が暑く、冬は冷えやすくなります。 
家の放熱の50%は窓からと言われており、アルミサッシは木製サッシや樹脂サッシと比べると放熱し易いです。大きな窓を設置されたい場合は、木製サッシなども検討されるとよいでしょう。

東京組のオリジナル木製サッシ(MADOBA)

風通しの面では、窓と窓が向かい合うように配置すると風が抜けやすくなります。部屋にこもった湿気も抜け、季節によってはエアコンなしでも快適に過ごせます。 

キッチンまわりの失敗

アイランドキッチンは人気ですが、手元がよく見えるため生活感を消したりすることにストレスを感じる方もいるようです。片付けが必要な方はカウンターや壁を設置するとよいでしょう。

また、キッチンの高さが慎重と合わなくて台を使ったりするというお話もききます。使いやすいキッチンの高さは「身長÷2+5cm」と言われてます。ショールームなどでしっかり確認しましょう。

お風呂場にテレビは不要

お風呂での時間をゆっくり過ごすためにテレビ設置という方もいらっしゃいますが、防水タブレットで代用可能ですので、基本的には不要です。

屋外設備の失敗 

屋外の設備で失敗しがちな点をいくつか挙げておきましょう。 

ベランダに屋根を取り付けなかった場合、雨が直接窓やベランダの床に当たることになり、汚れやすくなってしまいます。 物干し竿などを置いていた場合は、紫外線や雨などの影響で劣化が早くなりますので注意が必要です。 近年は、台風などによる被害が甚大化しており、暴風で家屋が被害を受けたというニュースも珍しくありません。 

飛来物で窓ガラスが割れると、住んでいる方にも危険が及びます。シャッターや雨戸をつけておくことで、被害を抑えられます。 

外構

注文住宅の場合、家の中につい時間や予算をかけてしまい、外構は最後調整されてしまったりする場合も多いのですが、失敗しないために外構にかかる費用もあらかじめ確保して考えておくとよいでしょう。

駐車場が狭く車の出し入れが不便

保有している車の車種や台数によって駐車場として必要な広さは異なります。もし自宅を売却する際にも駐車場が狭くて売れないという場合もございます。駐車場が必要なエリアの場合は一定程度のサイズを確保しておくことをおすすめします。

庭、植栽の手入れが大変

庭に植物があるととても見た目も良くなりますが、雑草や落ち葉など掃除が大変な場合もございます。庭づくりを考えるときは手入れについても合わせて確認しておくことをおすすめします。

塀や目隠しフェンスがフィットしない

プライバシーを守るための塀、目隠しフェンスを検討される方も多いですが、高さや種類を間違えると目隠しにならないや思わぬトラブルを抱えることになります。

高さや範囲については事前に、現地にいって隣の家との感覚を図面だけでなく実際に図って検討することをおすすめします。越境して設置してしまったりする場合に思わぬトラブルが発生します。

注文住宅で後悔しないためのポイント 

注文住宅の建築プランを考える時は、おしゃれな雰囲気やこだわりを優先しがちです。 
しかし、家は日々生活を送る場所であり、使い勝手が良く、過ごしやすいことが何よりも大切です。 

理想を叶えてくれるだけではなく、住み心地の良さも考えた、適切な提案をしてもらえる建築会社を探しましょう。 
不明点をクリアにしながら綿密に打ち合わせを行い、慎重に検討を重ねていきます。信頼できるプロの力を借りることで、スムーズに家づくりを進めていくことができますよ。 

失敗事例を参考に後悔のない家づくりを 

いかがでしたでしょうか。 

今回は、注文住宅で後悔しがちな失敗例を紹介しました。 

失敗を知ることで、どのような点に気をつけて家づくりをしていけば良いのか、そのヒントを得ていただけたのではないでしょうか。この記事が、注文住宅を検討している方の参考になりましたら幸いです。 

『東京組』ではお客様にご満足いただける注文住宅を実現することはもちろんのこと、住宅に関する些細なお悩みから対応させていただいております。 

東京で注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽に東京組までご相談ください。