注文住宅の内装はどうやって決めるべき?失敗例から学ぶポイント

注文住宅では内装や外装・設備や細かいデザインまで、自由に好みを反映できます。
しかし、希望やこだわりが多くあると、建築プランがなかなかまとまらないこともあるでしょう。

そこで本記事では、注文住宅で重要な内装を決める際のポイントやコツを解説します。
失敗例から学ぶ教訓もあるため、これから注文住宅を建てる方や内装を考え中の方は、ぜひ参考にしてください。

装を決める際に心がけたいポイント

ここでは、注文住宅で内装を考える際に心がけるべきポイントを見ていきましょう。

住む人の意見をまとめる

多くの場合、注文住宅は大切な家族と一緒に暮らすために建てると思います。
1人で住むのではなく共同生活をするため、家の建築プランを立てる際は、家に住む人全員で話し合いましょう。
自分の理想や考えだけでなく、家族の意見を聞くことで新たな発見があるかもしれません。
また、入居後のトラブルや喧嘩に発展しないよう、家の方向性をまとめて共有しておきましょう。

ライフプランを想像する

コストや手間をかけて完成させた注文住宅には、数十年暮らすことになるでしょう。
その間に子供が増えて成長したり、自分たちが歳をとったりと、状況は変化します。
時代の流れやニーズに合わせたリフォームも可能ですが、さらなる費用や時間がかかってしまいます。
そのため、設計・デザインの段階で長期的なライフプランを想像することが大事です。

コンセプトを統一する

まとまりと落ち着きがあり、洗練された印象の内装に仕上げるためには、コンセプトの統一が欠かせません。
和風・洋風・アジアン風・北欧風・リゾート風・ナチュラル・モダン・シックなど、住みたい家のイメージを大まかに決めておきましょう。
アイデアが定まらない場合は、カタログやポータルサイトを見たり、モデルルームを見学したりして情報収集するのがおすすめです。

配色を意識する

家の床や壁・天井・キッチンやバスルームなどの設備の印象を大きく左右するのが色です。
例えば、寒色系なら重厚感がありクールで落ち着いた雰囲気に、暖色系なら優しさがありアクティブで明るい雰囲気になります。
内装を決める際は、色の視覚効果や配色バランスを考慮しましょう。

異素材を取り入れる

木や石・金属など複数の素材を取り入れると、内装にメリハリが生まれます。
壁や床・階段の材質だけでなく、インテリアや家具の素材も意識し、トータルコーディネートを目指しましょう。

デザイン性・実用性を両立させる

憧れや見栄えのために、デザイン性のみを優先した内装選びは危険です。
気に入ったとしても使い勝手が悪いと、生活に困ってしまいます。 設備や間取りを決める際は、実用性や機能性にも配慮しましょう。

内装やデザインを決める際によくある失敗例

ここでは、内装やデザインを決める際によく見られる失敗例を紹介します。

色がイメージと異なる

壁紙やフローリングを選ぶ際、カタログや小さなサンプルを参考にするケースが多いです。
しかし、実際に施工した色を確認するとイメージと異なる場合があります。
これは、小さい範囲と大きい範囲では同じ色でも見え方に差が出る「面積効果」のせいです。
色選びはサイズ感を想像しながら行いましょう。

コンセントが足りない・位置が悪い

些細なようで意外と大事なのが、コンセントの数や位置です。 暮らし始めてから、コードが届かなかったり、コンセントが不足してしまったりする可能性があります。
行動範囲や家族構成を参考に、コンセントについてもしっかり考えましょう。

収納スペースが足りない

部屋やリビング・キッチン・バスルームを広くしたあまり、収納スペースに困ることもありえます。
一見おしゃれで便利そうなロフトや床下収納などは、いざという時に物を取り出しにくいです。
できる限り作業場の近くに、必要なスペースを確保しましょう。

部屋が暗い

間取りや部屋の方角・位置によって、日当たりが異なります。
北側の部屋では、何となく寒い・暗いと感じるケースもあるでしょう。
施工会社と話し合いながら、それぞれの間取りの適切な場所を考えるのがおすすめです。

移動・作業効率が悪い

内装を考える際は、生活動線を考慮することが非常に重要です。
洗濯物を取り出してベランダに干す・朝起きてトイレに行ってから顔を洗うなど、普段の行動の流れを振り返りながら、間取りを決めましょう。

注文住宅を建てる際の玄関のデザインについて解説

今回の記事では注文住宅の内装について解説しました。
また内装について考えている方は玄関の設計についても知った方がいいでしょう。
下の記事では玄関の設計について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【注文住宅の玄関設計】よくある失敗例やデザインのポイント

重視するポイントを整理して後悔のない注文住宅を

いかがでしたでしょうか。 今回は注文住宅の内装を決める際のポイントや注意点を解説しました。
失敗例から学ぶことも多くあったのではないかと思います。 せっかくの注文住宅は、最大限理想に近づけたいものです。

東京で注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽に東京組までご相談ください。