事例から学ぶ!注文住宅の間取りで後悔しないためのポイント

こだわり抜いて建てたはずのマイホームでも、完成後に後悔するケースは少なくありません。
特に注文住宅を建てる際、最も重要かつ失敗しやすい要素が「間取り」です。

そこで本記事では、注文住宅の間取りで後悔した事例を紹介し、失敗を防ぐためのポイントを解説します。
これから注文住宅を建てる予定の方、間取り決めで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

なぜ注文住宅の間取りで後悔するのか

注文住宅では建売住宅と異なり、一から住宅を設計します。
オリジナリティがある反面、実物の完成形がないまま家づくりが進んでいきます。
そのため、完成後に想像していたイメージと異なるケースも少なくありません。
特に、間取りはライフスタイルに大きく関わるため、後悔しやすい要素の一つです。

注文住宅の間取り後悔事例

では早速、注文住宅の間取りで後悔した事例を見ていきましょう。

事例①生活動線が悪い

いざ新居で生活を始めてみると、無駄な動きが多く、人の流れが悪いケースも多いです。
例えば、リビングの先に洗面所を設置したため、帰宅後すぐに手を洗えなかったり、1階に洗面所・3階にベランダがあるため、洗濯物を運ぶのが大変だったりする例が挙げられます。
生活動線が間取りに適切に反映されないと、家事を効率的にこなせなかったり、余計な掃除が増えたりと、ストレスの原因になってしまいます。

事例②収納スペースが足りない・使いにくい

間取りの中でも特に後悔しやすいのが、収納スペースの不足や使い勝手の悪さです。
広さを意識したために、リビングに十分な収納スペースがなかったり、ウォークインクローゼットを設置したものの、人が立つ部分がデッドスペースになったりする例があります。
見栄えや広さだけを意識した間取りでは、物がきちんと整理されず、かえって雑然とした印象になってしまうかもしれません。

事例③コンセントの数が足りない・位置が悪い

コンセントを部屋の隅に設けたためコードが届かなかったり、家具や家電の設置場所がコンセントの位置と被ってしまったりといった事例が挙げられます。 また、洗面所は洗濯機やドライヤー・電動歯ブラシ・シェーバー・美容機器など、家電製品が集まるため、コンセントが不足しやすいです。
延長コードや電源タップを使うと見栄えが良くなく、定格電流を超えて発火するリスクもあるため、注意が必要です。

事例④トイレの位置が気になる

トイレは使用頻度が高く、デリケートな空間です。
リビングやキッチンの近くにトイレがあると、音やにおい・周りの視線が気になるケースがあります。
また、トイレの位置や個数によっては、朝の忙しい時間に混雑したり、夜中に行きづらかったりする可能性も高いです。

事例⑤日当たりが悪い・外部からの視線が気になる

窓の位置や部屋の配置により、日当たりが悪く部屋が暗い・寒いといった失敗があります。
また、吹き抜けの窓が大きすぎて光が眩しく、エアコンの効きが悪くて光熱費が高くなってしまうケースも考えられます。
さらに、窓の高さによっては、隣の家や道路からの視線が気になるリスクも高いです。

注文住宅の間取りで後悔しないためのポイント

事例を踏まえて、間取りで後悔しないためのポイントを確認しましょう。

ポイント①生活動線を考える

日常生活を快適に送るためには、生活動線がスムーズな間取りが欠かせません。
朝起きてから外出するまでの流れ・帰宅後から寝るまでの流れ・料理や洗濯など家事の流れを書き出してみるのがおすすめです。
特に、車での買い物や趣味活動が多い場合は、駐車場から家に入った後の動線も忘れずに確認しましょう。

ポイント②周辺環境を確認する

日当たりや風通し、外部からの音・視線などの影響を最小限に抑えるためには、事前に周辺環境を確認することが重要です。
土地の方角や周りの建物の高さなどを考慮して、窓の高さや大きさ・部屋の配置を決めましょう。

ポイント③収納計画を立てる

間取りを決める際は、物の量やサイズ・用途を踏まえて収納計画を立てなくてはなりません
物を使う場所の近くに収納スペースを設け、サイズや取り出す人に合わせて収納スペースの高さ・幅・奥行きなどを設定しましょう。

ポイント④家族の希望をまとめる

注文住宅では、住む人の好みや価値観が反映された間取りが大切です。
家族の希望をまとめて優先順位をつけながら間取りを決めましょう。
また、子供の出産や独立、夫婦の引退や老後生活などの将来を見越して、長期的に暮らせる家づくりが求められます。

こちらの記事でも注文住宅の間取りを成功させるためのポイントを紹介しております。
【注文住宅の間取り】坪ごとの成功例と失敗しないためのポイント

失敗から学ぶ、満足のいく家づくり

いかがでしたでしょうか。
今回は注文住宅の間取りで後悔した事例をもとに、後悔しないためのポイントを解説しました。
満足のいくマイホームを建てるためには、複数の要素を考慮しながら慎重な間取り決めが重要です。

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