【資金・土地・建物】注文住宅を建てる際に決めることリスト

注文住宅の建築は、土地探しから家の構想・工事とゼロから家づくりを始めるため、やるべきことが多く大変です。
憧れのマイホームを問題なくスムーズに完成させるためには、事前の情報収集と計画・準備が欠かせません。

そこで本記事では、注文住宅を建てる前に決めるべきことリストを紹介します。
注文住宅を建設予定の方や、注文住宅を建てる流れを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

家を建てる前に決めることリスト

注文住宅を建てる前には、資金・土地・建物の3点に関して、以下の項目を確認しましょう。

資金について

まずは、注文住宅を建てる上で欠かせない資金についてです。

予算

注文住宅は、家族のライフスタイルに合わせて好みや希望を反映しやすいです。
その一方で、こだわればこだわる分だけ費用も増します。
注文住宅を建てる前には、あらかじめ大体の予算の上限を決めておきましょう。

注文住宅の費用相場は、土地と建物を合わせて4000~5000万円台です。
この費用には、土地の購入代金だけでなく、建設工事費や仲介手数料・各種税金などの諸費用も含まれています。

一般的に、年収の6~7倍程度が無理のない予算目安とも言われています。 貯蓄や収入、今後のライフプランを踏まえて、土地と建物それぞれに割り当てられる予算額を計算しておきましょう。

資金調達

上記で決めた予算額をどのように調達するかも考えなくてはなりません。
注文住宅を建てる際は、自己資金で足りない分を住宅ローンで補うのが一般的です。
現在の貯蓄から近い将来の生活費や大きな出費分をある程度手元に残し、いくらまで注文住宅費用として支払えるかを考えましょう。

自己資金額が分かったら、住宅ローンの借入金額を計算し、金利や返済方法を比較しながら金融機関を決めます。
ローン返済は長期間にわたるため、正確な返済シミュレーションをしておきましょう。

土地について

次に、家を建てるための土地についてです。

土地がある場合

住宅の建て替えや、以前から所有している土地がある場合は、土地購入の手間が省けます。
土地の整備や地盤調査をして、スムーズに着工できるよう準備しておくのが良いでしょう。
また、親から土地を譲り受ける場合は、贈与か使用賃借なのか、土地の使用形態を明確にさせておく必要があります。
使用賃借では、将来的に土地を相続して名義変更するケースが多いです。

土地がない場合

土地がない場合は、ゼロから土地を探さなくてはなりません。 まずは、希望のエリアや周辺環境、立地条件を書き出してみましょう。
インターネットのポータルサイトや不動産会社を利用したり、希望のエリアに実際に足を運んだりして、予算内で購入できそうな土地を探します。

建物について

土地と同様に重要なのが建物についてです。

施工会社

注文住宅を建てる際は、施工会社と複数回にわたり打ち合わせをしながら、家の建築計画を立てます。
家の完成度や満足度にも関わるため、施工会社は慎重に選びましょう。

施工会社を選ぶ際は、過去の施工事例や口コミ・見積もり・保証制度やアフターフォローの充実度を比較検討します。 そして最も大事な点が、担当者と緻密なコミュニケーションがとれるか・信頼できるかどうかです。

コンセプト

建物のコンセプトを決めておくと、建築計画がスムーズに進み、統一感のある家が完成しやすくなります。
和風・洋風・モダン・ナチュラルなど、理想の家を参考にするとコンセプトが固まりやすいです。

間取り

家の間取りは、生活の快適さを左右する大事なポイントであり、注文住宅で最も悩みやすい要素です。
部屋の数や広さを踏まえ、建物の大まかなゾーニングから始めましょう。
ゾーニングは、ドアのデザインや向きなど生活動線を考えながら行います。
部屋の方角や収納スペース、コンセントの位置など細部まで見落とさないようにしましょう。

設備

キッチンやお風呂などの設備は、好みのデザインや利便性を考慮して決めます。
また、床暖房や太陽光発電システムなど、断熱性能や省エネ設備の有無も、注文住宅だからこそ自由に選べます。

内装

天井の高さや壁紙・フローリングの種類など家の印象を作る内装も、大まかにイメージしておきましょう。

外装

外装は家を代表する顔です。 家のコンセプトや機能性に合わせた外壁選び、窓の配置、ベランダやガレージの有無を考えましょう。

構造

家を支える骨組みである構造は、主に木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造に分けられます。 それぞれ耐久性やコストが異なるため、建物の特徴に合わせて選びましょう。

後から変更できない土地選びと間取りについてのポイント

土地選びや間取り設定は、着工後の変更が難しいです。 ここでは、後悔や失敗がないようにするためのポイントを確認しておきましょう。

地盤・周辺環境・日当たりをチェックする

土地を購入する際には、地域のハザードマップを確認したり、地盤調査を行ったりすることで、土地の将来性・安全性を確保しましょう。
また、区画によって日当たりや地価が異なるため、生活スタイルや予算に合わせて選ぶことが重要です。

土地の建築条件・建ぺい率・容積率を確認する

土地には建築条件が設けられているケースが多いです。 また、建築基準法により建ぺい率や容積率が定められています。
土地購入後に、希望の住宅を建てられない事態にならないよう、事前の確認が必要です。

デザイン性だけでなく実用性を考慮する

吹き抜け天井やウォークインクローゼットなどに憧れの方も多いでしょう。
おしゃれな間取りである一方、スペースが大きく取られたり、冷暖房効果が弱まったりする難点もあります。
好みのデザインを実現できる点が注文住宅の魅力の一つですが、実用性も考慮した間取りを考えましょう。

注文住宅を建てる際の諸費用について解説

今回の記事では注文住宅を建てる際の決めるべきポイントについて解説しました。
また注文住宅では実際にどれくらいに諸費用が必要なのでしょうか。
下の記事では注文住宅を建てる際よく見落としてしまう諸費用について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【要チェック】注文住宅を建てる際に見落としがちな諸費用を公開!

3つのポイントを意識してスムーズな注文を

いかがでしたでしょうか。 今回は、注文住宅を建てる前に決めることリストを紹介しました。
資金・土地・建物それぞれについて考えるべきことがたくさんあります。

東京で注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽に東京組までご相談ください。